【その他】テニスノートの書き方

見て強くなる!ソフトテニス塾 テニスノートの書き方

皆さんこんばんは! 今日はテニスノートの書き方について書いていこうと思います!
皆さんはテニスノート書いてますか? 書いてる人は、どのような書き方をしていますか?
三日坊主にはなってないですか?
私が中学生、高校生の時にテニスノートを書いてはいましたが、よく三日坊主になっていました。笑
ただ、ノートを書いていたほうが普段の練習を考えて取り組むことができるようになり、練習の質は上がっていたように思います。

強い選手で、「テニスノートを書いたことはない」という人は聞いたことがあまりないので、
強くなりたい人は、是非テニスノートを書いて、書くのに慣れた人は、質にこだわっていましょう!

そして書いたテニスノートは大切に保管してください。大切な宝物になります。
私も大学生時代に、毎週の総括をA4の大きさのWordで1-2枚書き、それを恩師に送り、総括に対する感想が返ってきて、それに対して返答して土日の練習を迎えるということをやっていました。
大学卒業の時には、分厚い本くらいの量になってました。笑
いま昔の内容を見てみると、そんなことで悩んでいたのかと笑ってしまいます。
それは自分が成長しているということです。
そうやって自分の成長を感じることができるツールにもなるので、是非やってみてください。

世界を獲るノート

世界を獲るノート

では、今回の記事の記載にあたり参考にさせていただいた本を紹介いたします。
世界を獲るノート 島沢優子著 
この本は、世界で活躍する選手の物語を記載しています。
その中で、ノートの使い方などを記載があるので、紹介させていただきます。

伊藤美誠選手(卓球)

それでは印象に残っている話を紹介させていただきます。
卓球選手の伊藤美誠選手は有名かと思いますが、その成績の中で輝かしい記録として残っているのが
2018年世界大会優勝だと思います。世界のトップに君臨していた中国の選手を倒し、見事優勝しました。
当時はまだ18歳にもかかわらずです。
では、なぜその若さで世界一を獲れたのか。その理由の一つに卓球ノートの存在があります。
伊藤美誠選手を始めてから、2018年世界大会優勝するまでに書いた卓球ノートの数、
なんと”79冊”だそうです。
そこまでノートを書いていると強くなるのは想像しやすいかと思います。

そこで伊藤美誠選手が紹介している卓球ノートの効果をいくつか紹介させていただきます。

ノートに書けば自分で考えれるようになる。

伊藤美誠選手ですが、ノートを書くことで「自分で考えれるようになった」、「考える力が身についた」そうです。
よくテニスをしている中で、もっと自分で考えなさい!なんでそんなことも考えれないんだ。と言われることや
監督、コーチであれば、なんでこの子は自分で考えれないのか、自分の気持ちを言葉で表現できないのかと悩むことはあると思います。
その時には、テニスノートを書くことで自分の考えをまとめることができ、尚且つ、自分で考えれるようになっていきます。

反省・復習・予習

では、実際のノートの書き方として、伊藤美誠選手は
「練習の反省をして、復習をして、次の練習の予習をする。」という順番で書いていたそうです。
練習の予習をすることで、脳の中で練習のイメージをすることができ、練習効果を上げていたのではないかと考えられます。

書くことでストレス発散になる

世界で活躍する選手になると、ストレスがすごく溜まるそうです。
メディアに報道されたり、勝てない、思うようにできないことでストレスが溜まっていきます。
それは皆さんも同じだと思います。
普段の生活で、嫌なことがあったり、勉強がうまくいかなかったり、部活の先輩とうまくいかなかったりと、
ストレスが溜まるシーンは多くあると思います。そのストレスがノートを書くことで発散できるということですので、
ストレスフリーになるために、ノートを書くことはおすすめですね!

テニスノートの効果

テニスノートの効果

では次に、「テニスノートを書くことでどんな効果があるのか」について、さらに書いていきます。

  • 自分でしっかり考える能力
  • 考えを整理する能力
  • 時間内に自己決定する能力
  • 言語能力が高まる(自分で考える力=言語能)
  • 自信がつく(自己肯定感が上がる)
  • 実戦練習と同等の効果がある
  • 考えがまとまり前に進む
  • 自分を客観視できて問題が明確化する

なんと、テニスノートを書くことで上記のような効果があります。
やはり、強くなりたいならテニスノートは必須ですね!
では次は、テニスノートの実際の書き方について書いていきます。

ノートの書き方

ノートの書き方

では実際のテニスノートの書き方について伝えていこうと思います。
今まで、自分なりのテニスノートの書き方でやっていた人や、この記事を読んでからテニスノートを書き始めようと思った人は是非参考にしてみてください!!

①まずは書く!自分の思いを言葉にしよう!
→書き方も大事ですが、まずは自分の思ったことを書いてみることが大事です!

②その日の練習を振り返る
→どんな風にボールを打った時に良いボールが打てたかを書き出してみる(感覚を書き出す)

③打ったボールのリズムや音を書いておく
→「シュッと」「バシッと」「たんたたん」など

④すべての悩みを吐き出す
→技術・メンタル・練習のことなどで、できないこと・迷っていること・わからないことを黒ボールペンで
 書き出して赤ボールペンで答えを書く

⑤対戦相手のクセや弱点、有効な戦術を書き出す
→有効期限は半年以内

いままで自分の書き方で書いていた人も、③のように書いてなかったなと思ったときは
一度、自分のテニスノートの書き方を少し変えて、新しいものを取り入れていきましょう!

ノートの書き方例文

では次にノートの書き方の例文を載せていきたいと思いますので、
例文を参考に自分のテニスノートをレベルアップさせていきましょう!

今日はスマッシュ練習をやった。(振り返る)
うまく出来なくて悔しかった。(自分の思い)
だけど、お腹に力をいれて打ってみると上手く打てた。
「フッ」とお腹に力を入れる感じだ。
フットワークも「タッタッタ」というリズムで下がると落下地点にうまくは入れた。(感覚)
最近ペアの先輩とのペアリングがうまくいっていなくて悩んでいる。(悩み)
だけど悩んでいても仕方ない。もっとコミュニケーションを多くとるようにしてみよう。(解決策)

この様な感じで書くことができると、とてもいいかもしれないですね!

まとめ

それでは、最後に今日の記事をまとめていきましょう!
今回は、テニスノートの書き方について書いていきましたが、皆様に伝えたい部分は、
「自分の頭で考えて、自分で動く能力を身に着けてほしい」ということです。
先生に言われたからとか、先輩に言われたからこうやるという受動的な選手ではなく、
自分の考えで動くことのできる、能動的な選手になってほしいと思います。

ここでいう能動的な選手というのは、自分の考えがあるから先生・先輩の意見を聞かない選手ということではなく、
先生や、先輩からこうやったらとアドバイスをもらったときに、一度取り入れてやってみて、そのうえで良かった部分は取り入れて、自分には合わないと感じたら自分の考えでやっていくということです。

初めから相手の考えを否定し、やってみないのはとてももったいないので、
まずは頂いたアドバイスを取り入れてみてから判断してみてください。

テニスノートはあくまでも強くなる手段の一つではありますが、書いていくことで人生を大きく変えていく可能性を秘めています。
自分の人生の可能性を広げていくためにも、まだ書いたことがなかった人や、何を書けばいいのかがわからなかった人は、今回の記事を参考に書いていってもらえればと思います!

今回は以上になります!
ありがとうございました!